1階から2階、2階から3階につながる2つの吹き抜けが、光にあふれる住まいを実現。2階の吹き抜けに面した窓を開けておけば、家族の帰宅や居場所を常に感じることができます。南向きでもなく、北向きでもなく、空に開かれた家。どんな立地でも光降り注ぐ、まるで別荘なような住まいを叶えます。
設計士
岡田 健作
以前から、土地の制限で目指すマイホームのあり方をあきらめないでほしいと思っていました。新築を建てるなら南向きがいいと当たり前のように言われていますが、設計の工夫で、北向きであっても十分な日光を取り入れることができます。2つの吹き抜けはもちろん、北向きの調光窓から入る光はゆるやかで温度変化を少なくする、人にやさしい光。リビングを2階にすることで、一年中安定した採光を楽しむことができます。吹き抜けがもたらす空間には、暮らしをよくする力があると信じています。
LDK、キッチン、ダイニングの天井には立体的に見せるよう木製のルーバーを使いました。この連続する木が空間にさりげなくリズムを生み出しています。他にバルコニー東側にも目隠しルーバーを使っています。将来、隣に家が建っても気にならないように。「2-Atrium」は家族で過ごすことがうれしくなる場所。家にいることが何より幸せと感じさせてくれる住まいです。